3月16日
われわれが公演を行う日なんですけどね。
気がつけばその週は、市内でびっちり公演が催される週となっていました。
その中、たった一日、三回公演しかない我々の劇、それを観て頂きたい。
なんというかこう、能動的に楽しめる、そんな劇を目指しています。
もちろん、受動的に楽しむということの意義も理解していますが、
僕はやはり、人間が時間を割き、劇場まで足を運ぶからには、
前者の時間を過ごしたい、そう思います。
人間には考える脳みそがあって、なんと、想像力まで備わっているのです。
大人気漫画、
テラフォーマーズでも言っています。
なんかそういうことを。
すげー強いゴキブリ人間に、人類はめっちゃ嬲られるんだけど、
脆弱な人類の勝機は、想像力があり、臆病であるからこそ云々みたいな。
来るべき火星圏での決戦に備え、存分に人類の想像力を喚起すべく、
我々は劇を発表するのです。
「地球」を 嘗めんなよ
そんな気持ちです。
んで、それを実現するためには何をするべきか?
ひとつの形として、
「興味を持つ」
これを大切にしようと思っています。
俳優が、自己以外の事象に興味を持つ。
これは非常に重要です。
舞台に立つ俳優には、多くの事が求められており、
かつ、彼らは一般よりも比較的自己顕示欲モンスターであることが多いのですが、
それは、興味の対象が自己に向く、というリスクに直結していると思います。
今、僕が求めるものとしては、
その衝動をぐっと堪え、しっかりと他者へ興味を注ぐこと。
これにつきます。
そうしてそれが伝播していくうちに、大きなうねりが生まれて、
ゴキブリ人間にも打ち勝てる強大なエネルギーになるのではないか?
そういった仮説を立て、日々、検証を繰り返す為に、稽古を行っています。
おおよそ二ヵ月半の間それを続け、結実する、たった一日。
その貴重な瞬間をぜひ、目撃していただきたいと、そう思っているのです。
最後に言いたいのは、僕も成功確立36%のモザイクオーガン手術を受けて、
人為変態できるようになりたいということです。
面白いので、ぜひ一度読んでみてください、テラフォーマーズ。
やー!
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